地域で支え合う除排雪づくり研修会を行いました!



令和3年12月16日(木)、村山市で「地域で支え合う除排雪体制づくり研修会」を行いました。
その模様をレポートします。


会場は、村山市にある村山総合支庁北村山地域振興局。
この研修会は、雪国で安全・安心に生活していくため、地域共助や地域内外からのボランティアの受入れなどの除排雪に関する「支え合い」について学ぶことを目的に開催したものです。
当日は、行政職員、社会福祉協議会職員など、北村山地域内外からご参加いただきました。

初めに、長岡技術科学大学の上村靖司先生から、「雪かきで地域が育つ」と題し、地域共助による除雪の歴史や他地域での取組事例などをわかりやすくお話いただきました。
上村先生の「成功した事例をそのままあてはめるのではなく、地域の主体性が引き出されるように進めることが大切」の言葉になるほど~と会場の皆さんがうなずいていました。





続いて、会場の皆さんで「健康雪かき体操」を行いました。この体操は、スコップやスノーダンプなどの雪かきの動作を取り入れた体操で、雪かき前の準備運動にぴったり!
ゲストは、復興支援アイドル「みちのく仙台ORI☆姫隊」のリーダーNODOCAさん。尾花沢市鶴子地区で除雪ボランティアをしたこともあるそうです。
NODOCAさんをお手本に参加者全員で体操を行い、身体があたたまりました。





次に、事例発表として、北村山地域の2つの社会福祉協議会の方からお話いただきました。

尾花沢市社会福祉協議会の鈴木さんからは、新型コロナの影響により地域外から除雪ボランティアの受け入れができない中、過去に除雪ボランティアを行った団体とオンラインやお手紙で交流を行った様子をお聞きしました。

また、大石田町社会福祉協議会の板垣さんからは、昨冬の豪雪を踏まえて、町内の様々な団体が参画する「大石田町除雪体制づくりプロジェクト会議」を立ち上げたことや今年度の取組みについて話がありました。

両社会福祉協議会さんとも、自分たちができることに前向きに取り組んでいる様子が印象的でした。





続いては、国土交通省選任克雪体制づくりアドバイザーであり、県のやまがた雪文化マイスターでもある二藤部久三さんをコーディネーターに、会場の皆さんで情報交換。
それぞれの地域での取組みや悩みなど話は尽きませんでしたが、時間となり終了しました。

この研修会が、参加者の皆さんの活動のヒントになれば幸いです。今後も、北村山地域にとって大切な雪の問題について、地域の皆さんとともに取り組んでいきたいと思います。